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[8] イロイロ変わる色のひみつ(上)
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2002/08/07 |
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科学館の実験の中でも、これはおすすめ!という、きれいな色がいろいろ見られる実験を紹介します。
絵の具をまぜると色が変わるのは、みなさんも知っていますよね。赤と青をまぜるとむらさき、青と黄色をまぜると緑になります。ところがこの実験では、二つの色をまぜると、できるはずのない色ができてしまうのです。
まず、いろいろな色に変わってしまう液体の作り方を紹介します。そんなふしぎな液体は、特別なところでしか売ってないと思うかも知れません。でも、このふしぎな液体はおうちでもかんたんに作れるんですよ。
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科学館ではムラサキキャベツ(またはレッドキャベツ)という、むらさき色のキャベツを使っています(写真1)。これをちぎってなべに入れ、キャベツがかぶるくらい水を入れて、火にかけます。水がむらさき色にそまってきたら、キャベツだけを取りのぞきます。これで、ふしぎな液体のできあがりです。
このムラサキキャベツ水をいろいろな液体とまぜると、なんと、いろいろな色に変わってしまうのです。たとえば、レモン水とまぜてみましょう。むらさき色とうすい黄色をまぜたのに、赤くなってしまいます。また、石けん水とまぜてみましょう。むらさき色と白をまぜたのに、青くなってしまいます。
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(写真1)ムラサキキャベツ(左)とその液体
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(写真2)色の変わった液体。
(左から)酢、レモン水、さとう水、
石けん水、重曹水とまぜたもの
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そのほか、酢やオレンジジュースなどは赤くなり、虫さされの薬や重曹(じゅうそう)水などは青や緑になりますが、さとう水や塩水などはむらさき色のままです(写真2)。
同じような色になった液体は、にたような性質があります。赤くなった液体を見て何か気付くことはありませんか。そう、レモンと酢、どちらもすっぱい味がしますよね。青くなった石けん水と虫さされの薬は、どうでしょうか。さわるとぬるぬるしますよね。これはどういうことなのでしょう。液体の性質について、それから色の変わるひみつについては、次回、お話しましょう。
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(展示情報係 石原 裕子) |
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2002年7月29日
福島民報新聞 「スペースパークで挑戦
夏休み!科学実験」より
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