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私たちの住んでいる宇宙にはたくさんの星が輝いています。星には明るい星や暗い星がありますが、まちあかりがあると暗い星は見えなくなるため、見える星の数は減ります。そこで今夜は、自分の家の近くではどれぐらい暗い星まで見えるのか調べてみましょう。ただし、星の観察をするときには、月あかりのない夜を選びましょう。 |
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夜の九時ごろ、南東の空高いところに、明るい星三つを線で結び、大きな三角「夏の大三角」が描けます。この中で、一番明るい星がこと座のベガ、次に明るい星はわし座のアルタイルで、それぞれ七夕のおりひめとひこぼしに当たります。この、二つの星の間には七夕のお話の通り、天の川も流れています。三つ目の星は、はくちょう座のデネブで、きょうはこの、はくちょう座を使って調べます。 |
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はくちょう座は大きな十字架のような形で、デネブをお尻の星と見ると、夏の大三角の中を大きな翼を開いて飛んでいる姿が想像できます。はくちょう座の星図を見ながら、どこまで暗い星を見つけることができるか、ためしてみましょう。 |
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さあ、どこまで暗い星が見つかりましたか。見えた星は丸を付けたり、この星はよく見えた、この星はあまり見えなかったなどと記録に取りましょう。より暗い星まで見えたところは、空の空気が澄んでいる証拠です。とてもすてきなところに住んでいることのあかしですよ。 |
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(天文係 田辺 玲奈) |
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2002年7月31日 福島民報新聞 「スペースパークで挑戦 夏休み!科学実験」より |
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