2003/10/26


平成15年11月1日(土)〜   
12月27日(土)

 夜空には月や惑星のほか、無数の星が輝いています。この無限の宇宙の中で、私たちはどのような場所にいるのでしょうか。その答えは天の川に隠されていました。

・地球を出発し、より遠方をめざすと何が見えてくるのでしょうか?

・どうやって天の川の正体を知ったのでしょうか?

 天文学の大発見のプロセスをたどります。

【解説員からの番組のみどころ】

【木村解説員】

【安藤解説員】

 宇宙はとても大きくて、その姿を想像するのとっても難しいことのように思えます。でもその基本原理はとっても簡単です。夜道を照らす街灯を見ると、同じ電球を使っているのに、遠いものほど暗く見えます。これはどうして?
 街灯の話から、星の距離を調べる方法を探っていくと、やがては星の海が見えてくるんですよ。

 夜空に雲のように広がる天の川が、星の集まりであることを発見したのは、今から400年ほど前のことです。それ以降、広大な宇宙の姿が次々と明らかになってきました。そして天の川こそが、私たちがいる「銀河」という家の中の姿であったのです。
 私たちが住む「天の川銀河」の世界をみなさんと発見していきます。

【近藤解説員】

 山の上など暗い場所へ行くと、夜空にぼんやり光る雲のようなものが広がっていることが分かります。それが、欧米では「ミルクの道(Milky Way)」と呼ばれる天の川の姿です。
 天の川の正体は長い間分かりませんでした。そして、天の川を知ることにより、私たちが知る宇宙の姿は飛躍的に広がっていったのです。天文学史上の大発見、天の川銀河に迫ります!

次回の予告 2004年4月〜6月

ハッブル宇宙望遠鏡


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