2019年8月25日(日)

 今回は、横田俊徳先生が担当で、「箱カメラを作ろう」を行いました。

 

 最初に、横田先生が24年前に起こった阪神淡路大震災と、15年前に起こった新潟中越沖地震の両方の新聞を手にされて、「何かちがうところは?」と質問されました。クラブ員は一瞬「え!何?」となりましたが、すぐさま、新聞の色に気づきました。

 光の紫外線の影響で退色する様子から、光の持つ性質を理解してもらうための導入でした。「光の性質」の説明が終了すると、さっそく太陽光を利用しての「箱カメラ」作りがスタートしました。

 

 今回の製作活動の成否を握っているのは、型紙を正確に切り、内箱と外箱の2つの箱をきれいに作ることです。

 型紙をハサミで切る作業はスムーズにできました。しかし、きれいに折るために、角利錐(くじり)と定規を使用して、折り線に筋を入れる作業には時間がかかりました。

 クラブ員に聞いてみると、製作の基本となるこういった作業は、あまり経験のない子が多いようでした。今は、「キット」の時代ですから、自分で最初から最後まで作るという作業が足りないように思います。

 クラブ員は完成した「箱カメラ」を使って撮影を楽しんでいました。

 

 活動を終えた2名のクラブ員の感想を紹介します。

 「今日は箱カメラを作りました。見た感じはとても簡単でしたが、やってみるととても難しかったです。でも、写真がとれると思うととてもワクワクしました。2回目は撮影がとても上手くいったので良かったです。」

 「レンズじたいを見るとくるくる写っていたけど、箱をかぶせたら、逆の世界がはっきり見えていたので、とても驚いた。箱カメラを作るのがとても楽しかった。アイロンでやった時とやっていない時の写真の紙の色が変わることが、とても不思議だった。」

 クラブ員の皆さん、大変お疲れ様でした。そしてご指導くださった3名の先生方、大変お世話になりました。

 

 次回の活動は9月29日(日)です。