2021年11月14日(日)
今回は、(株)東北村田製作所から5名の講師にお越しいただいての出前授業「電池教室」です。
今日の課題は、「電池」です。(株)東北村田製作所は、新しい電池の設計や製造を行っている会社です。
はじめにいろいろな電池の種類、直列と並列の特徴など教えていただきました。ブラックボックスの上でモ-タ-が回っています。15種類の選択肢からモ-タ-を回している3種類の材料をグル-プで予想しました。結果はトタンバケツ、食塩水、銅製三角コ-ナ-で作った電池でした。みんな驚いていました。この実験を通して、電池の仕組みを詳しく教えてもらいました。講義の最後には、電池の正しい使い方や危険性、捨て方など、今後の生活に役立つ情報を教えていただき前半を終了しました。
後半はマンガン乾電池を手作りしました。はじめに電池の表面に張るラベルを手書きしました。次に電池本体の亜鉛缶に二酸化マンガンを入れ、セパレ-タを折り曲げ閉じ込めます。その上から封口板をはめこみ、中央に炭素棒を入れハンマ-で押し込みます。外側にラベルを貼り熱収縮チューブをはめ込み、絶縁リングをのせドライヤーで収縮させて完成です。
最後に、完成したかどうか確かめるために豆電球をつなぎました。点灯した時には、全員大喜び。オリジナル乾電池が完成しました。
活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。
「今回先生のお話を聴いて、電池はどんな仕組みで動いているのか、電池を使う上で気をつけたほうが良いことは何かなど、様々な知識が身についた。また、乾電池を人生で初めて作った。豆電球が光ったときの達成感がすごかった。」
「バケツと塩水と三角コ-ナ-で電池がつくれると知って、とても驚いた。また、電池が完成した時に達成感を感じた。」
「電池は身近な所で使われているけど、使い方を少しあやまると事故につながってしまうということを知りました。」
次回の活動は、11月28日に弁理士会知財授業「君も今日からエジソン(工作は「片手でもてるかな」)」を行います。お楽しみに!