2021年10月17日(日)
今回は大越先生が担当です。テーマは「鏡の科学...万華鏡を作ろう!」です。
今回の課題は、鏡の不思議を味わいながら万華鏡を作ることです。はじめに江戸時代に作り始められた万華鏡の由来を聞きました。 作るものは、中身が交換でき、一部を回すだけでいろいろな模様が見える、工夫された万華鏡です。はじめに長短の円柱の筒にきれいな色紙を巻き、貼り付けます。筒の内側に折り返す色紙は、細かく切り込みを入れて両面テ-プで貼り付けます。筒の上下には、透明シ-トと黒いのぞき穴がある紙を、ふたをするように貼り付けます。細かい作業なのでクラブ員は集中して、ていねいに活動していました。
次に、万華鏡の心臓部にあたる鏡です。2枚の鏡を90度に置いてのぞいてみると、複数の自分が映ります。3枚の鏡を三角柱の形にして指を入れてみると、たくさんの指がきれいな模様を作って映ります。「おぉ!すごい!」という驚きの声があちらこちらから聞こえてきました。
最後に、短い円筒の中にいろんな形のビーズや色付きビニ-ルの破片など、光を通すものを入れて完成です。自分の作った万華鏡をのぞいてみんな満足です。大越先生から「ゴミと思ったものでも、この万華鏡に入れて見るときれいに見えるから家に帰ってやってごらんなさい!」という説明を聞いて終了しました。
活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。
「ぼくは、今まで万華鏡を作ったことがなく買ってばかりいました。はじめて今日作りました。中身を入れ替えられるということにすごく驚きました。本当に売っているのよりも性能が良かったです。ありがとうございました。」
「うまくできて良かったです。鏡は反射角度で色々見えておもしろかったです。」
「万華鏡はおみやげで買うことが多かったです。切りくずや紙くず、花などを入れても三枚の鏡できれいに見えました。お姉ちゃんも見たいと言っていたので見せたいと思います。」
次回の活動は、11月14日に(株)東北村田製作所の出前授業「電池教室」を行います。お楽しみに!