星空案内の実際 11月13日(水)
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5月から始まったこの講座も今回が最後の科目となりました。これまでは受講生のみなさん自身が星空や宇宙の知識を学ぶことが中心でしたが、今回はその学んだことを使って人に伝える星空案内のしかたを紹介しました。
星空案内は難しく考えることはありません。そもそも星や宇宙の話題は幅広く、奥深いためわからないことの方が圧倒的に多いです。ですので、自分のわかるところから始めることが大切です。今の時季、明るく輝く星が何かを紹介できるだけでも良いのです。そして、わからないことがあれば仲間を頼りましょう。より詳しい人に頼ったり、教えてもらうことで自分の知識もさらに広がっていくことでしょう。
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グループワークでは「すばる」をキーワードに思いつくものを出し合ってもらいました。星としてのすばるはもちろん、身近なところですばるの名前が使われているもの、自分が見た時のエピソードなど、話題がどんどん広がっていました。このような星を通してのコミュニケーションを楽しんでもらえたらと思います。
後半は、星空案内を行う場の例としていろいろな観望会のやり方を紹介しました。安全に行うにはどうすれば良いか、メニュー作りのヒントを実際に当館で行っている観望会を例に紹介しました。本当の星空を楽しむ観望会にもたくさん参加してみてください。
次回は、11月23日(土・祝)に認定証授与式と特別講座を行います。