星座を見つけよう 8月20日(水)

今回の「星座を見つけよう」では、星を探すコツや星座を巡るポイントをご紹介し、プラネタリウムの星空で星探しを体験しました。
夜空を眺めて見える星の数は、どのような場所で星空を見上げるかで変わってきます。街中では見える星の数は少ないですが、シンプルな星空の中に輝く一等星を楽しむことができます。一等星を見比べると、それぞれの色やわずかな明るさの違いも見えてきますので、各季節に見える一等星と色の特徴をおさえておくと良いでしょう。
郊外では一等星以外の暗い星も見えてきます。そのため星の並びから星座をたどることができるようになります。さそり座はSの字の星の並び、はくちょう座は十字の星の並びなど、実際の星空で星をつなぐことができればより深く星座を楽しむことができます。さらにどのような星座が隣り合うのか、星座同士の並びも知っておくと、そこからも星座をたどることができます。

星座早見盤や双眼鏡など、星を楽しむ道具についてもご紹介しました。星座早見盤は科学館オリジナルのキットを使用しました。見たい日時の星空の調べ方や星の高さの測り方など、今回で使い方を習得できたと思いますので、ぜひ実際の星空で活用してみてください。また、双眼鏡は1人1つ貸出をし、ピントの合わせ方をはじめ、使い方を学びました。プラネタリウムの星空で双眼鏡を使うというなかなか無い体験もしていただき、さそり座やヘルクレス座にある星団を観察しました。
今回はプラネタリウムの星空かつこの時季の星空での星探しでしたので、他の時季にも星空を見上げ、星座を見つけていただければと思います。
次回は、9月17日(水)に「宇宙はどんな世界?」をテーマに行います。天文学で理解されてきた宇宙の姿をご紹介します。