【Aクラス】2022年8月27日(土)

 今回のテーマは「月のひみつ」です。月は空で見つけやすく、望遠鏡を使わずに肉眼で見ることができるため、私たちにとって身近な天体の1つです。改めて、月はどのような天体なのかなど月の姿を探りました。月までの距離は約38万kmです。いくつかの乗り物を使った方法で月へ行くにはどのくらいの時間がかかるのかを紹介しました。歩いていくにはみなさん長いと感じたようでしたが、車や飛行機でかかる時間は意外にも短いと感じていたようです。

 月を見ると白いところや黒いところがあります。それらの正体を探りました。白いところは陸と呼ばれ、「クレーター」というでこぼこした地面をしているところがあります。黒いところは「海」といい、平らな地面をしています。どうやって月にそれぞれの地形のできたのかも一緒に見ていきました。また、「ティコクレーター」や「晴れの海」など地形に名前がついているものがあります。その姿をMitakaを使って見ていき、月の地図に書き込んでみました。クレーターの名前の中には、クラブ員が知っている人物もいたようです。どんな名前がついているのか気になったときは、ぜひおうちでも月の地図を調べてみてください。

【Bクラス】2022年8月28日(日)

 Bクラスも身近な天体である月の秘密を探りました。月全体を眺めてみると、そこに模様が見えてきます。日本ではうさぎがお餅つきをしている姿によく例えられていますが、国によっては描かれる姿が違います。カニやライオン、横顔など、いろいろな見方がされています。改めてどのような姿に見えるのか、みなさんに自由に描いてもらいました。やはりうさぎに見えるという人もいれば、魚の姿、洞窟の形など、生きもの以外の姿を描くクラブ員もいました。本当の月ではどう見えるのか、ぜひ実際の満月を眺めるきっかけにしてみてください。

 活動の最後には人類による月面探査についてのお話を紹介しました。人類が初めて月面に降り立ったのは今からおよそ50年前の1969年です。そのとき月へ向かった3名の宇宙飛行士は誰なのか、他に何人月へ行ったのかなど、これまでの月探査を振り返りました。最近、アメリカのNASAはアポロ計画以来およそ50年ぶりに月を目指す「アルテミス計画」を進めています。将来、月を目指して人類を送り込み、月面基地を建てるなどの探査計画が待っています。クラブ員たちもどんな未来が待っているのか、わくわくしていました。これからアルテミス計画はさらに話題となりますので、ぜひ今後の月探査に注目してみてください。

 

 次回は、科学パート「空の科学」です。お楽しみに!