【活動報告】令和５年度 天文科学クラブ 第１回「光と影の科学」

　令和５年度最初の天文科学クラブが始まりました。本題に入る前に、緊張感をほぐすため一人一人自己紹介をしてお互いの事を知っていただきました。

　今回は光と影をテーマに進めました。光といっても目に見える光と目に見えない光があり、どの様に分類されているのか紹介しました。

　目に見えない光の中にも種類は沢山あります。その中でも赤外線と紫外線を取り上げ、身近な道具を使って実験しました。

　テレビのリモコンのスイッチを押すと、赤外線を発します。その様子をデジタルカメラの画面を通して観察し、目に見える光として確認しました。また、紫外線ライトを使って葉書へ照射すると、住所の情報が含まれるバーコードが目に見える光として浮き出てくる様子も実験しました。どの実験も、夢中になって取り組んでいただけました。

　Ｂクラスも今年度初のクラブ活動が始まり、お互いの自己紹介を行いました。

　はじめに、目に見える光と目に見えない光には何があるのか、そしてどんなことを知っているのか考えていただきました。身近に使われている道具や健康上への影響など、多くの答えが返ってきて賑わいました。

　また、一色に見える白色ライトの光を、プリズムに通すことで様々な光が含まれていることを知っていただきました。

　影の色といえば黒ですが、複数の色の違うライトを色々な角度から複数当てることで、橙色・桃色・緑色などの影を作ることができます。みんなで協力して思い思いの影を作って遊んでいただきました。

　最後に、お持ち帰りできる工作「シートレンズ投影機」を作りました。組立に苦闘しながらも何とか完成させ、壁に向かって自分の指や筆記用具などを投影しました。くっきりと浮かび上がる像にクラブ員の皆さんは驚いていました。