【活動報告】令和６年度 天文クラブ 第３回

　今回は前回作った望遠鏡を使って観望会をする予定でしたが、終日分厚い雲が空を覆っていて月を見ることができませんでした。そのため、当館オリジナルの星座早見盤の工作をして、早見盤を使った星の調べ方を練習しました。

　星座早見盤は日付と時刻を合わせることで、その時に見られる星を調べることができる便利な道具です。日付と時間を決めて星と待ち合わせをすることはもちろんですが、逆に自分が見たい星座がいつ見られるかも調べることができます。また、当館の早見盤は星の高さを調べる分度器もついています。上手に使って、星座を辿っていきましょう。

　後半は宇宙劇場に移動し、早見盤を使って今の時期に見られる星を辿りました。しかし、秋の四辺形の近くに早見盤にのっていない天体がありました。それは土星でした。また、月ものっていませんでした。早見盤は星座の星は調べられますが、月や惑星はわかりません。逆に言えば、早見盤にない天体を見つけたらそれが惑星の可能性がありますので、「あの星あったかな？」と探してみましょう。

　また、連休明けの17日はお月見の日なので、お月見についても紹介しました。月は双眼鏡を使うことでもようも良く見えるので、双眼鏡の使い方も練習しました。

　今回は、本当の空では観察できませんでしたが、ぜひ晴れた日に観察してみてください。