宇宙の誕生から天体ができるまで 2019年1月30日(水)
今年度の天文カレッジ第3期講座「"宇宙カレンダー"を読む ~宇宙138億年の歴史を知る~」がスタートしました。今回も、おかげさまで事前申し込みで定員となりました(参加できなかった方、申し訳ございません)。第3期では、宇宙がどのようにして現在の姿になっていったかを紹介します。
3回の講座にあたり、まずはプラネタリウムで2つの視点から、宇宙の姿を見ていきました。宇宙誕生から現在までの「時間の流れ」から見た宇宙の姿、もうひとつは地球から見る世界を広げて、「空間の広がり」から見た宇宙の姿です。この2つの視点でのイメージを持って、宇宙138億年の旅に出発しました。
「宇宙カレンダー」は、138億年の宇宙の歴史を、1年という時間の流れに置き換えたものです。そのなかで今回は1月、宇宙誕生から星や銀河ができるまでを見ていきました。
宇宙の始まりは、非常に高温・高密度で今とはまったく異なる世界でした。なかなかイメージがしづらいところですが、今回は以下のトピックについて見ていきました。
・宇宙で何ができてきたか
・どのように空間が広がってきたか
インフレーション、クオーク、相転移など、なかなか聞きなれない言葉が出てきましたが、時間の流れを逆に見直したりしながら、イメージを持っていただければと思います。
次回は、2月20日(水)に「天体の進化」をテーマに行います。
なお、改訂版宇宙カレンダーは、科学館インフォメーションで配布中です。興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!