太陽系の誕生と地球のあゆみ 2019年3月6日(水)
今回は、「太陽系の誕生と地球のあゆみ」について時系列で紹介しました。宇宙カレンダーでは8月から12月までの内容に相当します。
太陽系はチリやガスが重力により集積することで誕生しました。チリやガスのほとんどの質量は太陽の材料として使われ、残りの僅かな質量で地球や木星などの惑星が形成されました。
地球が形成されて間もなく、地球へ微惑星が衝突して剥ぎ取られた地球の一部が月になったと考えられています。これらの星の形成について、シミュレーション映像を交えながら、それぞれの惑星のできる手順について紹介していきました。
講座の後半は、地球のあゆみということで、「生命の誕生と進化」について紹介しました。地球が冷えると宇宙からの有害な放射線を防ぐ海ができたので、生命が誕生するきっかけになりました。最初に生まれたのは単細胞生物ですが、その後多細胞生物へ進化し、爆発的に種類が増えていきました。
そして最後に、私たち人の誕生について言及しました。人の祖先である猿人の誕生は、宇宙カレンダーの最終日の夜に相当すること。更に文明の歴史については、宇宙カレンダーでは1秒にも満たないことについて紹介し、人の歴史は宇宙の歴史に比べると一瞬の期間であると実感していただきました。
3回の講座にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
なお、平成31年度の第1期講座は、好評につき即日定員となった「"宇宙カレンダー"を読む ~宇宙138億年の歴史を知る~」のアンコール開講となります。興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!