宇宙の誕生から天体ができるまで 2019年4月25日(水)
今年度の天文カレッジ第1期講座「"宇宙カレンダー"を読む ~宇宙138億年の歴史を知る~ 」がスタートしました。今回は昨年度好評で即日定員となった内容でのアンコール開講でしたが、今回もおかげさまで多くの方にご参加いただき、ありがとうございます。
講座の最初に、プラネタリウムで全体像のイメージをつかんでいただきました。時間と空間の2つの観点から、宇宙誕生から現在までの変化と、地球から宇宙を広く見ていく中での姿についてみていきました。
イメージをつかんでいただいたところで、カレンダーを見ながら宇宙138億年の歴史の中で、ポイントとなりそうな部分を確認していきました。138億年を1年という時間に置き換えたときに、スケールがつかみやすくなり想像しやすくなったでしょうか。
宇宙の始まりは、非常に高温・高密度で今とはまったく異なる世界でイメージしづらいところです。物質と力の状態がいかにして現在の様子に近づいていったか、ほんのわずかな時間にさまざまなできごとが起きてきた様子を見ていきました。
インフレーション、クオーク、相転移と、なかなか聞きなれない言葉が出てきましたが、時間の流れを逆に見直したりしながら、イメージを持っていただければと思います。
次回は、5月15日(水)に「天体の進化」をテーマに行います。
なお、改訂版宇宙カレンダーは、科学館インフォメーションで配布中です。興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!