星座を見つけよう 2023年6月21日(水)

 街中と郊外とでは、見えてくる星の数が違い、星空の印象が変わります。今回はプラネタリウムを使って、街中と山奥との星空の違いを見ていただきました。郡山駅前の星空を再現したとき、思いの外星が少ないなという反応でした。もしかするとみなさんが普段見ている星空は、見える星がもっと多いのかもしれません。いろいろな環境での星空に慣れていると観望会での案内もスムーズにすることができます。

 星空を見上げる時間や季節によって見られる星や星座は変わります。そのため、どのような場所で星を見るのか、その時季はどの季節の星が見られるのかを意識することがポイントです。今回は星座早見盤を使いながら、星を探しました。これまで使ったことがある方は少ないようでしたが、みなさんあっという間に使い方を覚え、すぐに使いこなしておられました。

 星や星座を見つけるコツは、明るい星を探したり、特徴的な星の並びを見つけたりすることです。時間と方角を確認しながら星の見つけ方をご紹介しました。北斗七星はひしゃくの形、はくちょう座は十字の形など、それぞれの星の並びには個性があります。各特徴をつかみながら、プラネタリウムの星空で星を辿っていきました。

 星探しは何度も実践し、慣れていくことが大切です。今回はプラネタリウムでの星空でしたが、ぜひ本当の星空でも星のたどりかたを練習してみてください。そして、星空の楽しみ方を多くの人に伝えていただければと思います。

 

 次回は、7月5日(水)に「望遠鏡のしくみ」をテーマに行います。望遠鏡の歴史と仕組みを紹介します。