投映時間
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番組内容
私たちが現在見上げている星空は、長い年月かけて少しずつ変化していきます。
新しくなったデジタルプラネタリウムで、時間を超えた星空の旅にご案内します。
今夜の星座解説とあわせて生解説でお送りいたします。
解説員からの番組の見どころ
安藤解説員
星空の様子は日々変わります。月の形や惑星の場所は短い期間で変化しますが、長い年月では星座の様子もさまざまに変化していきます。
今回はプラネタリウムの機能をいろいろ使って、過去・未来へと宇宙劇場内の時間を変えます。光学式プラネタリウムで再現する「歳差運動」による星空の変化、デジタルプラネタリウムで再現できる「固有運動」による星空の変化をぜひお楽しみください。
佐藤解説員
プラネタリウムは時間を越えるタイムマシンのようなものです。今回はみなさんを過去と未来にお連れします。
星座という星の見方が生まれたのは今から5000年前と言われています。そのころ、日本はまだ縄文時代です。その当時の星空は現在私たちが見ているものとは違っていて、郡山でも南十字星が見られたそうです。プラネタリウムの機能の1つである「歳差運動」を使って過去へ遡り、郡山の空で南十字星を探してみましょう。また、デジタルプラネタリウムのシミュレーションによって5万年後、100万年後の星空も再現することができます。未来の人々がどのような星空を見るのか、時間旅行に出かけましょう。
惠川解説員
夜空を見上げると多くの星があり、いつ見てもその並びが変わらないように見えます。しかし何万年と時が経過すると、星の独自の移動により、全く違った並びになってしまします。今この瞬間もそれぞれの星の位置関係は変わり続けています。
今回は、星の位置が変わる決め手となる物理現象について紹介し、時間を何万年というスケールで変えていきながら星空の様子を観察してみましょう。
山村解説員
宇宙にはたくさんの星が輝きます。それらはずっと同じ場所にとどまっているわけではなく、実はそれぞれ宇宙空間を移動しているのです。そのため地球から星空を見上げたとき、星の並びが変化し、星座の形も変わっていきます。数百年ほどの短いタイムスケールではその変化は小さいものですが、何万年、何十万年という長いタイムスケールではその変化が見えてきます。さらに星によって、大きく移動するもの、小さく移動するもの、あっちにいくもの、こっちにいくもの、と動く速度も方向もさまざまです。
では遥か未来に生きる人類たちはどのような星空を見ることになるのでしょうか。星の並びや星座はどのような変貌を遂げているのでしょうか。今回はみなさまを100万年先の未来までご案内いたします。