ハッブル宇宙望遠鏡の活躍から振り返りましょう! ©NASA

ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の活躍を見てみましょう! ©NASA GSFC, CIL, Adriana Manrique Gutierrez

見慣れた木星の姿を赤外線で見てみると...? ©NASA, ESA, CSA, Jupiter ERS Team

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番組内容

 宇宙空間に出て観測を行う宇宙望遠鏡は、さまざまな天体の姿を捉えています。その活躍をご紹介します。

解説員からの番組の見どころ

安藤解説員

 空気のない宇宙では、地球から観測できない電磁波をとらえられるほか、空気の影響を受けないことでより鮮明に天体の姿がとらえられます。数々の衛星などが宇宙で観測していますが、特に1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡や、その後継機であるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はさまざまな成果をあげています。これらの宇宙望遠鏡が捉えた美しい天体たちの姿と、その天文学的な意義もぜひお楽しみください。

佐藤解説員

 私たちは目に届く光によって物をとらえていますが、宇宙には目には見えない光(電磁波)も飛び交っています。宇宙望遠鏡には目で見える可視光線で観測するもの以外に、赤外線やⅩ線、ガンマ線などの目に見えない電磁波をとらえる望遠鏡もあります。これらを使い分けることで同じ天体でも全く別の表情が見られ、天体の活動の様子がわかります。私たちの目では見ることができない天体たちの姿にご注目ください。

惠川解説員

 宇宙の様子を知る時に欠かせない手段が観測です。色々な種類の光がありますが、目的によって選別し、宇宙に関する理解を得ています。観測するためには望遠鏡が必要となり、地上へ設置するだけではなく、地球から離れた宇宙空間へ望遠鏡を持って行くこともあります。どうしてわざわざ苦労して宇宙へ望遠鏡を持って行く必要があるのか、その謎について解説します。

山村解説員

 宇宙で活躍するさまざまな宇宙望遠鏡は観測場所や見る光など、特徴がそれぞれ異なります。例えばハッブル宇宙望遠鏡は地球の近くで観測をしますが、2021年に打ち上げられたジェームズウェッブ宇宙望遠鏡は地球から150万kmも離れたところで観測しています。遠くに置くことでどのような良さがあるのでしょうか。

 また、大きな鏡(目)を持つことでより詳しく天体の姿をとらえることができます。ジェームズウェッブ望遠鏡は何枚も鏡を合わせて大きな鏡を作り出す工夫をしています。今回は天体の姿だけでなく、宇宙望遠鏡の特徴もご紹介し、より望遠鏡の世界を深めてみましょう。