星が誕生する場所をめぐりましょう
Ⓒ国立天文台

生まれた星にはどのような違いがあるのでしょう
ⒸESO/G.Beccari

現在では星の周囲で惑星が誕生する現場も見えてきました
Ⓒ国立天文台

投映時間

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番組内容

 冬の星空をめぐると、星が生まれる場所がいくつもあります。星たちの誕生の様子と、生まれた星たちのさまざまな違いをご紹介します。

解説員からの番組の見どころ

安藤解説員

 明るい星に目が向きがちですが、冬の星座の中にはさまざまな天体があります。オリオン座の三ツ星の下にあるぼんやりと見える「オリオン星雲」やおうし座の「ヒヤデス星団」や「すばる」といった星の集まりを見ていくと、星の誕生と成長の様子を知ることができます。こうした場所を中心に、目の前に広がる迫力ある映像で星が生まれる様子をぜひご覧ください。

佐藤解説員

 長い宇宙の歴史の中で、星は何度も世代交代をしてきました。その星の誕生を調べるために望遠鏡も大型化し進化をしてきました。最近では、ALMA望遠鏡により生まれたばかりの星の周りの具体的な姿が見られるようになってきました。また、近年打ち上げられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡でも星の元となる星雲の美しい姿をとらえています。今回は様々な観測画像や映像とともに、星誕生のひみつに迫りたいと思います。

惠川解説員

 夜空で輝く星たちも私たち生命と同様に始まりがあります。無数にある星たちを丁寧に見ていくと、星が誕生する現場に遭遇することがあります。その現場について調べることは、私たちにとって一番身近な恒星である太陽がどのようにして誕生したのかを知る手掛かりになります。今回は、星がどのようにして誕生するのか観測結果に基づいて紹介していきます。

山村解説員

 夜空で美しい輝きを見せる星たちは、星雲と呼ばれる星のゆりかごで誕生します。星雲にあるガスや塵が星の材料となり、赤ちゃん星が生まれます。今見ごろを迎えている冬の星空にも、星雲や誕生したばかりの星たちが輝いています。夜空の星たちがどのような場所で産声をあげるのか、生まれたばかりの星たちの姿も併せてみなさんと一緒にめぐりましょう。