土星といえば環が大きな特徴ですが?!

17世紀前半に望遠鏡で見た土星のスケッチにはさまざまな姿が残されています。

秋の星空で土星を見つけてみましょう。

投映時間

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番組内容

 土星の特徴である環の様子は少しずつ変化しています。今年は見るときによっては環が見えないというのですが?土星の環の見え方の変化をご紹介します。

解説員からの番組の見どころ

安藤解説員

 明るい星の少ない秋の星座の中でひときわ存在感のある土星は、今年特に注目の惑星です。17世紀に望遠鏡が発明されて土星にも望遠鏡が向けられましたが、しばらくは本体の周囲にある物体の存在は謎でした。それは望遠鏡の性能によるだけではなく、環の存在がなかなか想像できなかったことや観測する年で姿が変化することもあり、非常に不思議に思われてきたようです。変化する土星の姿をご覧ください。

佐藤解説員

 望遠鏡で見る土星はとても小さいながらも特徴の環がはっきりと見られ、天体観望会では特に人気がある惑星です。今回はその美しい環の様子を土星の間近にまで接近して見ていきましょう。幾重にも重なったリングや隙間の空き方など、近くだからこそ見られる光景に注目です!

惠川解説員

 土星といえばとても目立つ環があることで有名な惑星です。しかし望遠鏡で土星へ向ければいつでも環が見えるわけではなく、見えなくなる時期もあります。今回はなぜ土星の環が見えなくなるのか条件を紹介するとともに、土星のプロフィールやその周りを回る衛星についても詳しく取り扱います。

山村解説員

 土星の特徴である大きな環は、年によって見え方が変わります。大きな環がしっかり見える年もあれば、串団子のような姿で見える年もあります。さらに、約15年に1度、環が見えなくなる年もあります。これは環の見かけの傾きが変わるために起こるのですが、それ以外の理由で環の消失が起こることもあります。環が見えなくなるしくみをプラネタリウムで見ていきましょう。