郡山市ふれあい科学館では2022年11月8日(火)に、皆既月食観望会をミューカルがくと館で開催しました。
今回の皆既月食は皆既食の時間が約1時間半続くことや月食中に天王星が起こるということで大きな話題になりました。会場であるミューカルがくと館には口径15cmの屈折望遠鏡があり、今回はこの望遠鏡や双眼鏡で月食を楽しみました。
はじめに、今回の月食のしくみや天王星食についての解説を行い、宇宙での出来事について理解を深めていただきました。
その後、外に出てどんどん形が変わっていく月の姿を観察しました。各グループには双眼鏡をお渡しし、肉眼と双眼鏡の両方で欠けていく様子を見てもらいました。皆既食になるまでは約1時間かかりましたが、みなさん夢中になって楽しんでいました。
みんなで皆既食になったところを見届けたところで、屋内に戻りました。
今度はグループ事に天体観測室に移動し、15cmの望遠鏡で皆既食中の月を観察しました。部屋に入って一番驚かれたのは望遠鏡でした。その後、視野いっぱいに見える月の姿に驚いたり、ちゃんと赤く見えると楽しんでいました。
順番を待つ間には当館の名誉館長が出演している国立天文台のライブ配信を観たり、星座早見盤を工作するなどして終始楽しんでいただきました。
最後はライブ配信されている天王星食を見届けて観望会は終了となりました。寒い中で長時間の観望会でしたが、最後まで驚きと感動があったようで笑顔で帰られていました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
当日は当館のYouTubeチャンネルでもライブ配信を行う予定でしたが、配信直前の機器トラブルにより中止となってしまいました。楽しみにされていた方々、大変申し訳ございませんでした。
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