郡山市ふれあい科学館では、コンピュータグラフィックスを「作る楽しさ」「見る楽しさ」にふれていただくことを目的として、「第18回コンピュータグラフィックス展」を開催いたします。

 2018年9月30日まで「宇宙でまちづくり」をテーマとしたコンピュータグラフィックス作品を募集しましたところ、465点の作品をご応募いただきました。たくさんの作品の応募、誠にありがとうございました。

 10月18日の審査会にて各受賞作品が決定しました。

 受賞作品は、2018年11月10日(土)から2019年1月14日(月・祝)まで22階 展望ロビー(無料)に展示しますので、ぜひコンピュータグラフィックスのすばらしさにふれてください。

部門 応募数
静止画部門 小学生以下の部 259点
中学生の部 71点
一般(高校生以上)の部 103点
動画部門 32点
計465点

審査会の様子

審査員(敬称略)

 新井 浩   (福島大学 教授)

 伊藤 峰洋  (有限会社峰洋デザイン 代表)

 内田 章   (学校法人新潟総合学院 FSGカレッジリーグ 新環境事業室 室長)

 金子 伸之  (郡山市教育委員会 教育研修センター 指導主事)

 菅野 洋人  (郡山市立美術館 主任主査)

 西村 憲   (会津大学 上級准教授)

 佐々木 雅彦 (福島県立清陵情報高等学校 教諭)

 岡崎 強   (郡山市ふれあい科学館 館長)

講評(新井 浩 審査員)

 コンピュータグラフィックスによる応募では、小中学生の部でソフトに取り組み慣れるまでの期間、表現が学齢より一段階低くなることが今までよく見られた。しかし今年度は小中学生の表現にしっかりと描き込まれた作品が多くなり、画像を取り込んで作られた試みも見ることができて見ごたえがあった。高校以上の一般の部では最初に宇宙の広がりのあるイメージ、奥行きのあるイメージを構想した上で、ふさわしいソフトを駆使して、流石の画面を作り上げていた。動画部門では、様々なアイデアの上でこだわりのある表現を作り上げる作品が増え、レベルの高い審査となった。

静止画部門の受賞作品 (敬称略)

※作品をクリックすると大きな画像でご覧になれます。

【大賞】館長賞

どんな街になるのかな

吉田 潤

国際アート&デザイン大学校1年生

審査員講評:

 思念をめぐらす思索的な表情の少女を中央に堂々と配置した見応えのある作品である。両手の中で新しい星を創り、発展した街を願うというイメージは、強く訴える力を持ち、大賞に相応しい作品であった。

【準賞】スペースパーク賞

とてもカラフルなうちゅうのまち

遠藤 真希

郡山市立行健第二小学校4年生

スペース郡山シティー

加藤 環

郡山市立郡山第三中学校2年生

審査員講評:

 背景、遠景、中景、近景と様々な建物や生物が重なり合う様子は、小4とは思えない重厚さと色彩の豊かさを備えていた。強い意気込みの感じられる作品で、作者の今後の活躍が楽しみである。

審査員講評:

 フォトショップで描画に挑んだ作品で、しっかりと描き込まれた迫力とカラフルな楽しさにあふれた作品である。昨年の受賞に続いての受賞であり、作者の意欲と粘り強く画面を作り上げる態度に、この先の未来を切り拓く力を強く感じる。

小学生以下の部 優秀賞

UFOで惑星へ

関本 創

会津美里町立高田小学校4年生

ようこそ!うちゅうまちへ!

小林 綾莉

郡山市立高瀬小学校4年生

ふわふわなうちゅう

小野 毅

郡山市立行健第二小学校4年生

中学生の部 優秀賞

ギャラクシー!

鈴木 加奈子

郡山市立郡山第三中学校3年生

宇宙人の生活

佐藤 槙之介

郡山市立郡山第三中学校1年生

無重力、浮かぶ宇宙の町

内山 直之

本宮市立本宮第二中学校2年生

一般(高校生以上)の部 優秀賞

星間飛行

長谷川 亜美里

郡山市・一般

Space city

長田 知大

国際アート&デザイン大学校1年生

宇宙電車

加藤 桃香

群馬県立渋川青翠高等学校2年生

動画部門の受賞作品 (敬称略)

※作品をクリックすると再生画面へ移動します。

【大賞】館長賞

どせいでどうせい!?

安達 直紀

遠藤 駿介

国際アート&デザイン大学校2年生

審査員講評:

 奥行きのある画面に、背景の動きと思いがけないカメラワークの良さを備えた作品で大賞に相応しい。宇宙人と交流するストーリーが素朴な肉声と一体となって、ほのぼのとした印象を受ける作品に仕上がった。

【準賞】スペースパーク賞

渡辺 樹

国際アート&デザイン大学校2年生

猫たちの街づくり

山本 あやね

群馬県立渋川青翠高等学校2年生

審査員講評:

 炎や焼けあとの表現に美しいものをつくりたいとする強いこだわりが見られ、スピード感のある動画作りとともに見応えのある作品であった。作品タイトルが動画中に表現されにくかった点が残念であるが、それをおおう程の力作であった。

審査員講評:

 愛らしい猫たちの様子がほのぼのとした情景を作り、又、宇宙人と協力して街をつくろうとするテーマに、前向きな良さを感じた。ソフトが動画作りにやや難であったと思われるが、しっかりと作り込んだ優作となっていた。

学校賞の受賞校

 郡山市立行健第二小学校 (応募数169点)

 本宮市立本宮第二中学校 (応募数19点)

 群馬県立渋川青翠高等学校 (応募数53点)

 

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