2018年9月23日(日)

 第5回目の活動は、予定変更をして「自分てなあーに! 遺伝子のしくみ」を行いました。

 

 担当は、黒森先生です。今回のテーマ「自分てなあーに! 遺伝子のしくみ」は、今まで発明クラブではあまり取り扱ってこない分野でした。しかし現在、IPS細胞の研究の進展はめざましく、まもなく臨床検査も行われる状況ということで、クラブ員への話題提供も含め、今回取り扱ってみることになりました。

 「遺伝子」という言葉を聞いたことのあるクラブ員が多くいましたが、「ATGCって知ってる?」という黒森先生のお話には、ほとんどが首をかしげていました。

 黒森先生が「DNAの塩基4種類、例えばAはアデニン。赤のアって覚えるんだよ」と話すと、「なるほど!」というクラブ員の声が聞こえてきました。

 

 さっそく、活動に入りました。まずは、黒森先生のお手本を見ながら、細胞の中の「らせん形のひも」を作っていきます。らせん状のひもは導線を使用しました。導線をつなげるために「はんだ」の使い方も学べるようにしたからです。今年度初めてのハンダゴテ使用なので先生と一緒に行いました。初めてのクラブ員も多くいましたが、みんなスムーズにできていました。

 遺伝子のらせんは、黒森先生が作ってきてくださったものを見ながらイメージしました。なんと、トイレットペーパーの芯で作ったそうです。どうやって切ると、らせんになるのでしょうか? これは次の活動まで、クラブ員の宿題になりました。 

 また、郡山市発明工夫展で最高賞の「市長賞」を受賞したクラブ員に、作品を紹介していただきました。クラブ員たちは興味深く作品を見ていました。

 

 最後に、活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介したいと思います。

 「今日は遺伝子について学びました。遺伝子がらせん状になっていることは知っていましたが、なぜらせん状なのかは知りませんでした。らせん状だと小さい体積でより多くの情報を載せることができるからと知り、家でも調べてみようと思いました。」

 「今日は、少し先の話題を先取りすることができました。アデニン、チミン、シトシン、グアニンの名前を知ったことが大きな収穫でした。遺伝子が自分の体の中にたくさんあると思うとビックリする!」

 「初めて、はんだ付けをやることができてとてもうれしかった。意外と簡単ですごく面白かったです。またやってみたいです。」

 

 次回は、「鉱石ラジオを作ろう」です。この活動を発明協会の野間口会長様が参観される予定です。