2018年10月13日(土)
第6回目の活動は、「鉱石ラジオを作ろう」を行いました。
最初に、横田俊徳先生と横田香織先生から「鉱石ラジオ」、そして、「なぜ電源もないのに、ラジオの音を聞くことができるのか?」等についての説明がありました。
説明の中には、「ゲルマニウム」「バリコン」「イヤホン」「アンテナ」「ダイオード」「アース」など、今回使用する部品の具体的な名称や、小学生にはやや難しい「検波回路」「同調回路」といった言葉も出てきましたが、クラブ員たちは、ラジオが作れるという喜びもあって、とても熱心に話を聞いている姿が見られました。
説明が終了すると、さっそく製作に取りかかりました。最初は、基盤に「ダイオード」をはんだゴテでつなぐ作業です。高温のはんだゴテでやけどをしないよう、集中して作業に取り組みました。
次の活動は、基盤に「バリコン」「イヤホン」等を取り付けていきます。そして最後は、10メートルの銅線を、フィルムケースに巻き付けてアンテナを作ります。
このアンテナ作りにクラブ員は悪戦苦闘しました。10メートルの銅線の扱い方を丁寧にしないと、すぐに絡み合ってしまうためです。多少時間のかかるクラブ員も見られましたが、何とか完成させることが出来ました。
次は、完成したラジオで本当に聞こえるのかの実験です。鉄骨造りの構造体の中では、鉱石ラジオは聞こえにくいため、クラブ員は、影響の少ない窓側に移動して、実際にラジオの音が聞こえてくるかを確かめました。「あっ! 聞こえた。」「え~ 聞こえない」など、一喜一憂。中には、ビックアイのすぐ前にあるペデストリアンデッキに出て行き確かめる姿も見られました。全員聞こえたとまではいきませんでしたが、興奮しながらの活動になりました。
今回の活動を、公益法人発明協会の野間口会長さんをはじめとする視察団(10名)が、見学に来られました。
視察に先立って、代表のクラブ員2名による、歓迎の言葉とクラブの活動紹介が行われました。二人ともとても緊張していましたが、最後までしっかり話しする姿に、視察団の皆様から「良く頑張ったね。素晴らしい!ありがとう。」の声が上がりました。
見学終了後、野間口会長から、「クラブ員一人一人の表情が明るく、しかも、目を輝かせて取り組んでいる姿を見ることができて、大変うれしかったです。ありがとう」のお言葉を頂きました。視察団の皆様、ありがとうございました。
次回は「紙パズルを作って、遊ぼう」です。お楽しみに!