2020年10月18日(日)

 発明クラブでは、毎回の活動に合わせて、担当の先生にオリジナルのテキストを作っていただいています。今回の担当は黒森先生で、テーマは「遠心力でまわりつづけるこま」です。すべてのページに手書きの設計図が入ったテキストは、わかりやすく、クラブ員にも大変好評でした。

 

 はじめに、ハサミの入れ方や切り方から教えていただきました。こまの型紙を丸く切るときには、まずは円の周り、ギリギリを四角く切ること、角を切り落とせばほとんど円と同じ形になるので、それで十分ということでした。

 特に小学3年生のクラブ員は、まだハサミの使い方に慣れておらず、円を切るのには時間がかかります。早速実践しているクラブ員が多くいました。

 

 テキストを見ながらこまを組み立てて、実際に回してみます。コツはゆっくり回すことです。机の上でうまく回せたクラブ員は、手の平や指の先でも回せるか挑戦しました。最後には、ほとんどのクラブ員が回せるようになりました。

 また、こまに働いている力について勉強しました。遠心力、求心力、そして回転力の3力です。初めて学んだクラブ員も多くいましたが、3つの力の役割を演技してくれた3名のクラブ員のおかげで、わかりやすく理解することができました。

 

 活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。

 「コマを作るのは簡単に作れると思いましたが、回すのは意外とむずかしかったので、もっと上手にできるようにしたいです。遠心力以外にも、回転力や求心力という言葉を初めて聞き、意味を知ることができました。」

 「重い方に重心が傾く力で回転することがわかりました。求心力、遠心力、回転力は初めて知りました。こまの大きさや、こまの高さの違いで変わることはあるのか、さらに調べたくなりました。」

 「私は、こまを上手くまわすことができました。中心をずらすことで回すたびに回転力が強くなりずっと続けられるということも分かりました。」

 

 次回の活動は、大越先生が担当して11月15日に行います。お楽しみに!