2021年7月11日(日)

 今回は横田俊徳先生が担当です。テーマは「エコな発電機を作ろう!」です。

 

 はじめに、電流とは電子の流れであること、コイルの近くで磁石を動かすと電流が発生することを教えていただきました。電気を生む発電機は、電気を使って動くモーターと同じ仕組みで出来ています。

 作るのは、風力発電機です。プロペラはペットボトルで作ります。ペットボトルを上下に切り離し、上部を8等分して切り込みを入れます。うまく風を受けてプロペラを回すには、羽一枚一枚の傾き具合が大切です。羽根の長さやバランス、ペットボトルの硬さもポイントになります。

 

 最後に尾翼をつけて、風見鶏のようにクルクル回転するようペットボトルの土台にくっつけます。

 完成した風力発電機は、扇風機の風でプロペラを回し、発電するとLEDの発光ダイオードが光る仕組みになっています。簡易検流計を使ってどのぐらい電流が流れているかも調べました。

 これからの日本に求められるのは、陸上の風力発電だけでなく、面積の多い海で出来る発電機の発明です。将来、郡山市少年少女発明クラブ員から、そんな発明をする人が現れるかもしれませんね。

 

 活動を終えた2名のクラブ員の感想を紹介します。

 「プロペラの角度が少し変わるだけで発電量がかなり変わることが分かりました。尾翼を切って形を変えている人もいて、真似して作りたいと思います。」

 「プロペラを風で回すことによって、山の上にある発電機のように私でも発電出来て面白かったです。自然界のもので発電するのは、エコでとても良いことだと思いました。今回は室内の扇風機でチャレンジしましたが、外の本当の自然の風でもやってみようと思いました。」

 

 次回の活動は、横田香織先生が担当して8月29日に行います。お楽しみに!