2022年11月13日(日)

 今回は小野先生が担当です。テーマは「手回し発電機でSDGs」です。

 

 課題は、モーターを使って手回し発電機を作ることです。普段であれば、モーターに電気を流し電気器具を動かす使い方をしていますが、その逆です。モーターを手で回して、電気をつくる発電機を作ります。

 使う材料は、工作用紙、発砲スチロ-ル、CD、ペットボトルのふた、プーリー、ゴム、そしてモーターです。工作を始める前に、カッターを使うので、けがのないように、ていねいに作業するよう話がありました。手順1では、直径の違う円を3つ、モーターをはめ込む穴を工作用紙と発砲スチロ-ルから切り取ります。手順2では、回転ハンドル作りです。切り取った3つの円とCDを両面テ-プで貼り合わせます。手順3では、持ち手作りです。縦長の工作用紙と発砲スチロ-ルを貼り合わせます。モーターを穴に取り付け、回転軸にプーリーを取り付けます。手順4では、持ち手に回転ハンドルをネジ止めし、プーリーと回転ハンドルにゴムをかけて完成です。

 完成した発電機にプロペラをつないで、回してみました。なかなか動きません。クラブ員の2人が、プーリーを取ってモーターの軸に直接ゴムを付けると勢いよくプロペラが回ることを発見しました。また、隣同士2つのモーターを一緒に動かして、LEDランプを光らせるなど、クラブ員同士が良さを認め合い、力を合わせ、試行錯誤し、より大きな電力を作り出そうと真剣に取り組みました。クラブ員たちの発想力には驚かされました。

 活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。

 「手回し発電機を作ることは、複雑で難しかったけれど、色々と試してみるのが楽しかった。」

 「プーリーをはずし、軸にそのままゴムをかけたらうまく動いた。今日は色々なことを発見し、知ることができたので良かったです。」

 「今日の学習はとてもためになりました。軸は小さいほうが速く回るので、効率が良いことを知ることができました。技術のテストに出てくるエネルギー変換効率的な実験を直接試すことができ、しっかり理解できました。」

 

 次回の活動は、横田先生が担当して11月27日に行います。お楽しみに!