2023年10月15日(日)

 今回は大越先生が担当です。テーマは「カライドサイクルを作ろう!」です。

 

 今日の課題は、カライドサイクルを作りながら立体図形を学ぶことです。はじめにカライドサイクルとはギリシャ語の3つの単語を合わせた造語で「美しい形や模様をした輪」という意味であることを教えてもらいました。

 説明が終わり制作開始です。1つ目は江戸時代から子どもたちの遊びであった「六角返し」を作りました。カブトムシの卵、幼虫、さなぎ、成虫の絵がバラバラにちりばめられた型紙を切りだし、線にそって山折りと谷折りを交互に繰り返し、端をのり付けして完成です。六角返しの中心を開いていくと、バラバラだった絵が完成された絵として次から次に出てきます。この不思議さにクラブ員も驚きです。

 2つ目の制作は「カライドサイクル」です。正三角形が26枚つなぎ合わさった型紙からカライドサイクルを切り出します。六角返しと同じように線にそって山折りと谷折りを交互に繰り返し、正四面体になるよう3か所をのり付けします。最後に端と端をつなぎ合わせて完成です。立体図形に作り上げていくのはとても複雑な作業です。どのように折ってつなぎ合わせていってよいのかわからず先生方に聞いたり、早く完成したクラブ員が隣のクラブ員に教えるという温かい雰囲気の中での活動となりました。

 最後に、郡山市発明工夫展で入賞した3名のクラブ員から、どんな作品を制作したのか発表してもらい、全員でおめでとうの拍手を送り終了しました。

 活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。

 「カライドサイクルを作ってみて、どうやってこうなるのだろう?と思った。作ったものを使ってみたら益々なんでこうなるの?という謎が深まった。」

 「全てスムーズに完成できたので、色々な人に教えて回り、役に立ててとっても楽しかった。」

 「教えてあげることもしましたが。なかなか上手くいかず、先生方のスゴさを改めて実感しました。」

 

 次回の活動は11月12日に、地域環境創生研究室から五味 馨先生に来ていただき「虫眼鏡でつくるプロジェクター」を講義していただく予定です。お楽しみに!