2024年11月10日(日)

 今回は、日本弁理士会から弁理士の岩崎孝治先生、水野博文先生においでいただき、知財授業工作教室を実施しました。

 

 今回の活動は、発明品を作製することで発明を身近なものとして感じてほしい、さらにアイディアを生み出す体験を通じてアイディアを尊重する意識を高め、知的財産権によるアイディア保護の重要性を学んでほしいとの願いから、日本弁理士会が行う知財授業として実施しました。

 岩崎先生のお話は、知的財産権や、日常品の中にある発明品のことなど興味ある内容でした。発明は、特別な人だけがやできるものではなく、自分にも発明できるのでは、という気持ちが沸き上がる話でした。

 次に、いよいよ工作教室です。クラブ員たちは、自分自身で工夫した発明品としての「ちりとりづくり」に取り組みました。作製するための材料は、厚紙、画用紙、紙コップの3点です。決められた材料、決められた作業時間の中での活動です。しばらく腕組みをして考える姿、設計図を描くすがたなど、様々な姿が見られました。「小さなごみも逃がさないカバー付きのちりとり」や、「紙コップを利用して、ごみやほこりが紙コップの中に集められるようにしたもの」など、見事な発明品であるちりとりが完成しました。

 活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。

 「渡された材料の他、ひもを使って使いやすくした。発明品は小さな不便から生まれることを知った。」

 「自分の思うように作ることができて楽しかった。発表を見ていて、みんなの作ったものもすごかった。」

 「ちりとり作りは難しかったけれど、どうしたらもっと使いやすくなるかを考えたことが楽しかった。」

 活動の最後に、一人一人が自分の作品の工夫点や苦労した点などを発表して活動が終了しました。

 

 次回の活動は、小野先生の担当で11月24日に行います。お楽しみに!