【Aクラス】2023年10月14日(土)

 今回は「不思議素材」をテーマに、さまざまな素材を使った不思議な実験と工作に挑戦していただきました。

 前半は、スマートフォンや携帯ゲーム機ディスプレイにも使われている有機ELを体験してもらいました。薄くて、曲げても大丈夫な発光体にクラブ員たちは驚いた様子でした。また、弾性ボールと非弾性ボールを落として比べる実験も行いました。

 さらには、高吸水性ポリマーに水を吸わせる実験や、高吸水性ポリマーを使った芳香剤作りも行いました。クラブ員たちは、作った芳香剤をお互いに嗅ぎ合ったりして、楽しんでいるようでした。

 後半は、形状記憶合金の実験や、人工いくら作り、スライム作りを行いました。

 今回使った形状記憶合金は一見ただの針金ですが、どんな形に曲げても、お湯につけて温めると、記憶された形に一瞬で戻ります。クラブ員たちは興味津々で、さまざまな形に曲げた針金が一瞬で元に戻る現象を何度も楽しんでいました。

 人工いくら作りでは、食紅で赤や青に染めたアルギン酸ナトリウム水溶液を乳酸カルシウム水溶液へ一滴ずつストローで垂らしてもらいました。一滴ごとに1粒のいくら状のものができあがるため、クラブ員たちは多くの人工いくらを楽しそうに作っていました。最後は、科学館でもおなじみのスライムを作ってもらいました。

【Bクラス】2023年10月21日(土)

 Bクラスも不思議な素材を使って様々な実験・工作に挑戦していただきました。特に弾性ボール・非弾性ボールの比較実験では、同じゴムでも弾み方に大きな違いが出ることに、クラブ員たちは驚いたようでした。

 また、プラスチックコップを温める実験を行い、熱を加えることで、コップから円盤状に形が変化する様子を見てもらいました。プラ板の工作を行ったことのあるクラブ員もいましたが、仕組みは同じでもこの形の変化は新鮮に感じられたようです。

 後半では、耐熱ガラスで作られた大きめのビーカーに、同じく耐熱ガラスで作られた小さめのビーカーを入れて、食用油を注ぐ実験を行いました。油と耐熱ガラスは「くっ折率」がとても近いため、油に沈んだ小さめのビーカーは見えなくなってしまいます。仕組みは少し難しいですが、クラブ員たちはビーカーが消える様子に驚いたようでした。

 また、形状記憶合金や人工いくらの実験も行い、最後にスライム作りも行いました。Bクラスでは色水の配合を変えて好みの色のスライムを作るクラブ員もいて、楽しんでいたようでした。

 

 次回は、天文パート「プログラミングで宇宙ミッション」です。お楽しみに!