【Aクラス】2023年11月11日(土)

 今回はパソコンを使ってプログラミングを体験しました。プログラミングはすでに小学校で導入されており、「昨日、授業でプログラミングをした!」というクラブ員がいるほど、小学生の間ではプログラミングが身近なものになっています。

 Scratch(スクラッチ)というプログラミングソフトを使いましたが、多くのクラブ員が普段学校でも使っていました。まずはプログラミングとは何か、どのようなところで使われているのかを紹介しました。スマートフォンのアプリやゲームなど身近なところで使われており、私たちの生活を豊かにしてくれています。科学館のプラネタリウム番組もプログラミングによって作られています。

 Scratchでは、最初に基本的な画面構造やブロックの種類などを紹介しました。Scratchはさまざまな命令ブロックを組み合わせることによって、ものやキャラクターに命令を出すことができます。普段学校では、「動き」「見た目」「イベント」ブロックを使っていることが多く、これらはScratchでプログラムをするには欠かせないブロックです。ほかにも音を出したり、ループ文を作るブロックあったりなど幅広く対応できるため、使いこなせるブロックが多いほど、自由自在にプログラムを組むことができます。

 今回はJAXAが公開している小惑星探査機「はやぶさ2」のプログラミング教材を使用して行いました。はやぶさ2を動かし、動かす向きによって探査機の絵柄を変えるなどのプログラムを作ってもらいました。スムーズに操作するクラブ員が多く、さらにもっと他の動きができないかとブロックを追加するクラブ員もおり、自分で工夫したり考えたりと積極的に取り組む姿勢にとても感心しました。

【Bクラス】2023年11月25日(土)

 今回、AクラスもBクラスも活動の前半に宇宙劇場で今夜の星空の紹介を行いました。プラネタリウムで星座の絵を出したり、消したり、映像を出したりと、投映者は星や星座を紹介する中でさまざまな操作を行いますが、これもすべてプログラムの命令で動いています。このようなプログラミングとプラネタリウムの関わりをテーマの導入として紹介すると、クラブ員はその関わりが意外だったようで、驚いたり、興味をもったりしていました。

 さて、BクラスもScratchを使ってプログラミング体験です。このクラスもほとんどが学校でプログラミングを行っており、Scratchを取り入れているようでした。この活動で初めて体験するクラブ員もいましたが、Scratchは簡単に始めることができるため、おすすめのプログラミングです。

 宇宙ミッションを通してScratchを体験し、今回のミッションをさらにふくらませた工夫ができることや、それをやってみたいとの声がありました。また、Scratchというツールをつくるためにどのようなプログラムが組み込まれているのかが気になったクラブ員や、いつも使っているScratch以外でもプログラミングをやってみたいと感じるクラブ員もおり、Scratchに限らずより深くプログラミングを知りたいと感じているようでした。

 このようにそれぞれ多くの気づきがあった中で、自分でもプログラミングができること、ゲームを作ることができるという発見が多くみられたことが今回一番の成果だと思います。また、論理的思考を育てることを目的に今回プログラミングをテーマに取り入れましたが、自分でもっとやってみたい、こういうものを作ってみたいという創造力が生まれたことも大きな気づきとなりました。

 

 次回は、科学パート「氷の性質」です。お楽しみに!