望遠鏡のしくみ 2018年8月29日(水)

 今回は、前回の望遠鏡のしくみを踏まえ、実際に望遠鏡の使い方を紹介しました。

 

 はじめに、当館にあるビクセンの8㎝屈折望遠鏡を使って、望遠鏡の各部分の名称や役割を紹介しながら、組み立て手順のデモンストレーションを行いました。その際、周囲の安全を確認することや、部品の落下等がないような安全な使い方を心がけました。赤道儀やバランスウェイトは非常に重いですので、特に注意してください。

 次に組みあがった望遠鏡を使って、赤道儀式の動き方と動かし方、鏡筒の位置などの注意点を紹介しました。

 テキストには書いていないことも補足しましたが、みなさんメモを取りながら真剣に聴いてくださいました。

 

 後半はグループに分かれて、それぞれに望遠鏡を体験してもらいました。テキストを確認しながら進めたり、グループで相談しながら進めたりと、それぞれに協力しながら安全に組み立て・操作が行えていました。

 組みあがった望遠鏡では、望遠鏡の見え方(倒立像)に感心したり、倍率の違いで視野や明るさがどのように変わるかを体験していただきました。しくみとしてわかっていたことも実際に感じるとまた理解が深まります。

 望遠鏡の使い方がマスターできると星空ももっと楽しくなります。今回はグループでの体験でしたが、補講もありますので、その時には一人ですべての操作ができるように頑張ってください。

 

 次回は、9月19日(水)に「宇宙はどんな世界」をテーマに行います。望遠鏡を使いこなすコツを理解しましょう。