星空の文化に親しむ 2018年10月17日(水)

 今回は、星空を人々がどのように捉え、考えてきたかについて紹介しました。

 

 まずは、星座がどのように作られてきたかを振り返りました。また、中国起源の星座や、日本で呼ばれてきた星の和名など、さまざまな星空の見かたについて、これまでの講座の復習を兼ねて見ていきました。

 そして、さまざまな民族での宇宙像を、神話から見ていきました。宇宙創成には、いろいろなパターンがありますが、周囲の自然環境などさまざまな背景もあわせて神話が語られています

 

 後半は、太陽と月から暦を作り、惑星の動きから占星術が作られ、体系化されていった内容を紹介しました。当時の人々が、星空を見上げ考えてきた内容の一端を、みなさんも星空を見上げ思い起こしていただければと思います。

 最後に、簡単にはなりましたが、お月見や十五夜といった、今にも残る行事についても見ていきました。天文学の観点以外にも星空を見て楽しみを深める内容は幅が広くあります。次回はこうした行事も含めて、星空をどのように案内するか、その一例を紹介していきます。

 

 次回は、10月31日(水)に「星空案内の実際」をテーマに行います。