【活動報告】令和４年度 天文カレッジ 第1期講座 第3回

　今回は、太陽と惑星を調べてきた探査機について紹介しました。それぞれの天体へ向かった探査機がどのような成果を上げてきたのか、時系列で動画を交えて紹介しました。

　この半世紀余りで、各国の熾烈な宇宙開発競争により、探査機の質は急速に進歩していきました。しかし、地球から目的の天体までの距離は何億kmと非常に遠い場合が多く、特に天王星や海王星などの最遠付近の惑星へ接近した探査機は一つしかないので、これからまだまだ開発と研究に余地のある分野だといえます。

　各天体へ接近した探査機の数に偏りがあるとはいえ、太陽と惑星たちの気候・地形・大きさ・構成物質など多くの情報をつかむことに成功しています。これらを今後も更に詳しく調査し、その結果を蓄積していくことで、現在の技術で到達不可能な遥か遠くにある太陽系外の恒星や惑星を知る手掛かりになると期待されています。

　今回紹介した太陽・惑星探査機は、沢山ある中のほんの一部です。興味のある天体の探査機について、ぜひ調べてみてみださい。