望遠鏡を使ってみよう 2023年8月30日(水)
今回は、科学館の望遠鏡を使って、望遠鏡の構造や扱い方、観察方法についてレクチャーしました。
はじめに、2グループに分かれて望遠鏡の組み立ての様子を見ていただきました。一つ一つの部位について説明しながら、順番に組み立てていきました。望遠鏡を扱うときに特に大切なのが安全面です。望遠鏡は決して安いものではなく、レンズや赤道儀のモーターなどはデリケートなものです。また、とても重いため落下や転倒は怪我にもつながります。観測場所は安全か、必要な部品や道具はそろっているかなど、事前の確認が安全につながっていきます。
後半は、組みあがった望遠鏡を使って観察の体験をしてもらいました。赤道儀の独特な動きに混乱されたり、ファインダーや焦点距離の違う接眼レンズを比べてもらい、見え方の違いに関心を持たれた方が多くいらっしゃいました。実際に体験することで座学ではわかりにくかった部分の理解もできたようでした。
最後は窓際から月が見えたため、月の観察も行いました。こちらも倍率を変えて見てもらい、倍率の違いによる見所を紹介しました。
今回は、講師の方で望遠鏡の操作を行いましたが、今後は練習の時間もご案内していきます。望遠鏡が使えるようになると星空案内の幅は大きく広がります。ぜひ何度も練習して、望遠鏡の使い方もマスターしていきましょう。
次回は、9月20日(水)に「宇宙はどんな世界?」をテーマに行います。宇宙の姿をご紹介していきます。