デジタルプラネタリウムのしくみ 2023年12月20日(水)
今回は宇宙劇場でデジタルプラネタリウムについて紹介しました。
前半は、デジタルプラネタリウムの歴史や構造を紹介しました。デジタルプラネタリウムの構造は基本的にコンピュータとその映像を映すプロジェクターの2つですが、ドームの大きさや投影方法によって、組み合わせが変わります。また、使用するスペースエンジンによっても操作性や映像の描写もことなります。どの施設も若干の違いがあるため、光学式プラネタリウム同様、いろいろな施設のシステムを見ると違いを楽しむことができます。
後半は、実際にプラネタリウムを動かしながらデジタルプラネタリウムの機能を紹介しました。地上の星空では、多波長で見た天の川や天体のデータセット、星の固有運動による100万年後の星空などを見てもらいました。黒板機能によるお絵描き機能は知らないかった方も多く、大きな反応がありました。宇宙での機能では、太陽系を巡ったり、宇宙からオリオン座を見たりとデジタルプラネタリウムならではの機能を見てもらいました。特に惑星の内部構造の再現や火星の海などは興味深かったようでした。
最後に、操作画面を映しながら、このデジタルプラネタリウムを使ってどのように番組制作をしているのかを紹介しました。
現在のデジタルプラネタリウムのシステムは1月8日に終わりとなります。3月には新しいシステムで宇宙を紹介しますので、ぜひお楽しみください。
次回は、1月24日(水)に「プラネタリウムの歴史」をテーマに行います。お楽しみに。